FIDDLE

VIOLA

小松大

フィドルとビオラを手にライブを続けるミュージシャン

LIVE REPORT

金曜はカナダから来日中の研究者、
大木利郎さんから2時間かけてインタビューを受ける。

彼は日本のアイルランド音楽シーンについて
学術的な研究を行なっているナイスガイだ。

「自分がなぜ始めたのか、名古屋という場所のシーン
自分の演奏の変化...」
話すことは尽きない。
彼のやわらかな表情に、しっかりと
思いを引き出された。

インタビューのあとは、連れ立って
東京のアイリッシュバンドO'Jizoのライブへ。

いきなり行ってメンバーを驚かしたかったのだけど
予約リストの名前でバレていて、残念。

でも利郎さんの登場で、驚かせたので良かった。


土曜は友人の岩田晴子さんの主催する
Irish Traditional Music Live & Sessionに
最後の30分だけ参加。

地元の素敵な仲間たちや遠方の友人らとも
再会を果たした夜となった。


日曜は高橋創''Walk Slow''の企画する
Liam O'Brien Japan tourのライブに参加。

前半にアイルランドのクレア州の音楽についての
レクチャー、後半がリアム、創、大の三人での
ライブだったがとてもいい手応えのイベントだった。

そして月曜は高橋創と7月の東京のライブの構想を
練り、数時間にわたってリハーサル。

新たなワークショップの骨格も話し合うことが出来、
新展開が楽しみだ。




四日間で多くのアイルランド音楽シーンの
人々と出会った。

「日本のアイルランド音楽シーン」
広いような狭いような言葉の響きだ。

多くのミュージシャン、ファン、パブや
ライブハウスのオーナー、来日するアイリッシュ
など多様な人々によって構成されている。


20代の頃は自分の所属する場所、伝えたい人
プレイスタイルがある意味決まっていた。

だが最近、自分の中で作っていた仕切りが
連動するイメージが出来つつある。


仕切りがなくなっていくのではなく
手をつなぐ部分はつなぐし、揺るがない部分も
確固として存在する感じだ。


これから自分が何をやっていきたいのか
どんなシーンをイメージするのか

思考の蓄積と破壊、再構築は大変だが
楽しい作業だ。

Twitterにも投稿した
「全部引っ括めても面白いシーンだし
これからも面白くなってくと思う
日本のアイルランド音楽シーン。」

という投稿に若いミュージシャンから
ファボもたくさんもらった。


楽しみはどんどん広がっていく。






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